2005年10月18日

世界初の戦車戦

ドイツ軍A7V突撃戦車A7V-1s.jpg
1918年4月フランス北部のアミアン東方のカシーに向けて前進を開始した歩兵4個師団を支援するために、A7V突撃戦車15両からなるドイツ軍戦車大隊がその先鋒として進軍した。A7V戦車は故障車1両(資料によっては2両)を出しつつも順調に進撃し、カシーの町まであとわずかのところまで迫っていた。

一方、カシーの町には、ドイツ軍に対する反撃のために英軍の部隊が待機していた。菱形のMKWフィーメイル戦車(メス型、機関銃のみ)2両と、MKWメイル戦車(オス型、6ポンド砲装備)1両がその中に含まれていた。

「ドイツ軍戦線突破」の報を聞いた英軍部隊は、早速戦車隊を反撃に差し向けた。まもなく、歩兵部隊を率いた、ドイツ軍A7V戦車3両が英軍戦車隊の前方に出現した。彼我の距離はおよそ300メートル。両者ほぼ同時に敵を認めたが、ドイツ軍のA7Vが先手を切って発砲。大砲を持たない「フィーメイル」戦車2両があっという間に撃破された。

しかし、残りの1両の菱形戦車が必死の反撃を試み、A7V突撃戦車1両を中破させる。なおも果敢に発砲してくる英軍戦車にひるんだドイツ軍側は部隊を撤退させてしまった。

こうして、史上初に行われた戦車戦は、ドイツ軍側1両中破英軍側2両損壊の結果を持って終了した。なお、中破したA7Vは、いったん乗員が脱出したあと、再度乗り込み、無事に自軍戦線まで帰還している。

英軍MK4菱形戦車(フィーメイル)
201_mark4_02.jpg

posted by 戦車男 at 15:12| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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