2005年12月20日

戦争映画

(映画「メンフィス・ベル」)
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先日、光人社ノンフィクション文庫の『リアル・グットウォー』という本を読んだ。内容は、第二次大戦中、ドイツ本土爆撃を行うアメリカ航空隊の若者たちを描いたものである。当時のアメリカ空軍爆撃隊は、35回の爆撃ミッションをこなした兵士たちを帰国させるというルールになっており、若者たちは、その35回のカウントダウンに全集中力を注ぎ込み、肉体的にも精神的にも過酷な日々を送っていた。彼らが爆撃に使った「B-17」は「空の要塞」といわれ重武装を誇ったが、爆撃機に乗っている側の人間にしたら、戦闘機の出現を抑えることはできないし、高射砲の弾幕をくぐれるかも運しだいである。一回一回のミッションを乗り切れるかが彼らのすべてだったといってもいいだろう。

そういった本を読んだ経緯で、昨日、同様のテーマを扱った戦争映画「メンフィス・ベル」を見た。その中ではまさに、『リアル・グットウォー』で読んだ世界が広がっていた。眠っているクルーたちを起こし、ミッションにいざなうハングマン(死刑執行人)、ブリーフィングでの緊張した空気、高射砲の弾幕・戦闘機の襲撃など、上空での激しい戦闘、これらの光景がありありと描かれていた。

作品の内容については、まとまりがなくいまいちであったが、当時の雰囲気を知ることができたように思った。

その他、私がここ近年で見た戦争映画は「プライベートライアン」、「スターリングラード」、「パールハーバー」、「バルジ大作戦」、「ヒトラー」(含めていいのか?)などである(あまり映画を見てない・・・)。

(映画「バルジ大作戦」)
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戦車に絡めてコメントを述べると、どれも偽物(特にドイツ軍)ばかりで作り物がばればれである。「プライベートライアン」のティーガーはT-34の改造が丸わかりで心苦しかったが、ケッテンクラートが走っている映像を見ることができたのは感動だった。バルジ大作戦はドイツ側も連合軍も米軍戦車ということでリアリティーが感じられない部分もあった。映画において、服装や火器などの小道具はかなり忠実に再現されるのに、戦車などの大道具がいい加減になってしまうのは何とかしてもらいたいものである。確かに金がかかるが、知っている人が見たら一番違和感を感じてしまうところだろう。

(映画「プライベートライアン」)
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上記の映画で私が一番印象を受けたのは最近公開された「ヒトラー」である。軍事関係の見所はそこまで多くはないが(軍装や小火器、88mmも出たか)、ヒトラーを中心にすえた崩壊間際の第三帝国の人間模様が興味深い。映画全体の雰囲気としては、ひとつの歴史小説を読んでいるようで、アメリカ映画にありがちな、単純なドラマ的な展開はなく、淡々と史実が描かれている。一見の価値ある映画だと思う。

映画についてあまり詳しくないので、何かお勧めの映画がありましたら教えていただきたい。



posted by 戦車男 at 20:37| 東京 ☀| Comment(9) | TrackBack(1) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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